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まちづくりの原点は、
「わがまちの特性を知ること」にあり

これから、人口減少が加速していくことが見込まれる環境の下では、北海道内の多くの地域で「まちづくり」が優先的な政策課題となっています。

「まちづくり」とひとことで言っても、具体的な施策をどのように展開していくのかとなると、それぞれの自治体ごとに、目玉となる観光施策に大きな予算を投入するまちがあるかと思えば、地元住民向けの福祉施策を優先的に掲げるまちもあって、その取組方向は一様ではありません。

もちろん、まちづくりの方向性に唯一無二の正解があるわけではありませんので、地域によって施策の優先順位が異なるのは自然なこと。むしろ、目的もあいまいなままに特産品を使ったメニュー開発を行うなど、戦略性を帯びない「右へ倣え」的な施策展開が流行していることに、大きな違和感を覚えます。

重要なポイントは、地域の実情をしっかりと踏まえた施策展開となっているかどうか。これが、「まちづくり」の成否を分ける分水嶺になることだけは間違いないでしょう。そこで、地域の実情を踏まえた施策展開を図ろうとしたとき、当然のことながら「わがまちの特性」を十分に理解しておくことは欠かせません。

広い視野を持つことの大切さ

ところで、「まちづくり」の現場で「50年以上もこのまちに住んでいるんだから、このまちのことで知らないことなんかあるはずねぇー」などという言葉をしばしば耳にしますが、果たして本当にそのとおりなのでしょうか。その方の目線で見れば、確かに50年以上もそのまちに住んでいるのですから、きっとたくさんのことをご存知のことでしょうし、それは「まちづくり」を進める上で貴重な財産となることは間違いありません。

他方、全く同じ事柄であっても、外からそのまちを見た人が、皆、同じように感じるかといえば、必ずしもそうでないのも事実です。したがって、「わがまちの特性を知る」ためには、主観的な視点のみによらず、客観的な視点も併せ持つ必要があるということを、常に意識しておくべきなのだと思います。

「よそ者の話にちゃんと耳を傾けるようになってから、単なる『石』としか見えなかったものが、実は『ダイヤの原石』であることに気が付けるようになったんだ」と言える日が来るよう、多角的に物事を観察し、物事の本質を射抜く感性を磨いていくことこそ、 「わがまちの特性を知る」ための近道となるのではないでしょうか。

まちづくりの本質は「ひとづくり」

わがまちの特性をしっかりと理解できたところで、次のステップとして、それをどのように活かしていくのかが重要となります。

「まちづくり」の主役は、役場の職員だったり、団体のメンバーであったり、地域住民であったりと、あくまでも地元の人たち。この主役を張る人々に、そのまちの未来が託されていると言っても過言ではないと思います。

したがって、こうした主役を張る人たちに求められることは、まず、「わがまちの特性を知る」こと。
そこが原点にあって、その次に、オリジナルのアイディアを生む発想力や、先進事例をわがまちの実態に合うようカスタマイズして具現化する実行力を、身に付けていくことが必要になるのではないでしょうか。

もちろん、わき役として、移住者や転勤族など、いわゆる「よそ者」の力を融合させていくことも欠かせません。だって、「よそ者」は、客観的な視点でまちを観察することができるという意味で大きな戦力となりうるわけですから、その力を活かさないのは非常にもったいないですね。

こうした「よそ者」たちの力を存分に引き出しつつ、自らがさまざまな取組を実行できるような、「まちづくり」を牽引する人材を長期的ビジョンを持って育成していくことが、今の時代、何よりも大切なのではないでしょうか。

そのためには、まずは、役場や地元企業の若手職員、地元の高校生など、「まちづくり」において未来のキーパンソンとなる可能性を秘めた若者たちに対して、わがまちの特性を知り、自ら考え実行できる力を身に付けてもらえるような取組を進めて行くことこそ、最も優先して行うべき「まちづくり」施策なのだとナキうさぎでは考えています。

ナキうさぎが、「地域に眠る潜在力の発掘」をサポート

人口減少が続く地域が多いここ北海道において、

・「観光振興や移住推進に係る取組を積極的に行っているのに、思うような成果が上がらない。」
・「人材育成の重要性は理解しているが、核となる若手がなかなか育ってくれない」

このようなお悩みを抱えている自治体や団体、事業者の方も、少なくないのではないでしょうか。
有名人を呼んで講演会やイベント、研修会などを開催すれば、時代を先取りした新鮮なアイディアが提供されるかもしれませんし、メディアに取り上げられて一時的にまちが活気づくこともあるでしょう。しかしながら、こうした打ち上げ花火的な取組だけでは、持続可能なまちづくりにはつながりません。

豊かな地域の魅力を次の世代に引き継いでいくためには、地域自らが判断し、地域自らが実行する力も継承していく必要があります。そのためには、長期的な視野をもって、役場や地元企業の若手職員の育成に力を注いだり、経験値の高い移住希望者を呼び込むなど、戦略的に企画力・実行力のある人材を確保することが不可欠です。 

ナキうさぎの代表スタッフは、「“一見、標準的に見える人”の潜在力を引き出すオンリーワンのノウハウ」を、民間企業勤務時や北海道職員時代のさまざまな人々との出会いや実務経験を通して蓄積してきました。

これからは、こうしたノウハウを道内各地域に還元して地域の潜在力を引き出し、これからもずっと地域が元気でいられるためのお手伝いをしていきたいと考えています。地域づくり、まちづくりでお悩みの際は、是非、ナキうさぎにお声がけください。「次につながる」をキーワードに、誠心誠意、地域の皆さまのお手伝いをさせていただきます。

「地域に眠る潜在力の発掘」に向けたサービス

ナキうさぎでは、主に地域で開催する研修会や講演会のほか、各種委員会への参加などの業務を行っています。中でも特に力を入れているのは、 自治体や企業、団体、学生等の若者たちを対象とした研修会です。

ナキうさぎの研修は、よくあるプレゼンテーション研修とかスキルアップ研修といったものとは一線を画していて、例えば、実際の政策や業務上の課題など身近であって、かつ重要なテーマについて、参加者それぞれの視点を最大限尊重しながらディスカッションを行うことなどにより、多角的に物事を見つめ本質を知るためのプロセスを学んだり、模擬企画の立案・形成などを通じて、他者にあって自分にないものを上手に取り込んで現実社会に活かしていく方法について学ぶなど、かなり実践的な内容となります。

こうした中身の濃い研修は、民間企業や行政の現場で自ら汗をかきながら実践してきた経験がなければ決してできないものです。ご用命いただいた場合は、「次につながる」を合言葉として、ナキうさぎの代表スタッフが蓄積してきた経験を、余すところなく参加者にお伝えするとともに、自らの考えを形のあるものにするというミッションを通じて、参加者ご自身に、自らを信じ、自らの力を最大限に引き出す体験をしていただきます。

参加者には適度な負荷をかけながら研修を進めていきますので、「やって終わり」の研修には絶対なりません。対象者は、年齢も経験も問いませんが、実務経験が不足していたり、自分に自信がなかったり、人前で話をするのが苦手だったりする方には、特に有意義な機会を提供できると考えています。

研修内容は、ご依頼者様のご要望もしっかりと伺いながら調整していきますので、ご興味を持っていただけましたら、まずはナキうさぎまでお気軽にお問合せください。