北海道移住コンシェルジュブログ

2019/03/05
移住者の戯言 道民14年生のつぶやき

知っておきたい北海道の道を走るコツ ~冬道編3~


大きな余震もあって、
少し間が開いてしまいましたので、
簡単におさらいから。





北海道の冬道を走る時、
特に気を付けたい路面状況は
次の4パターンに集約できると思います。


・ブラックアイスバーン
・シャーベット路面
・デコボコ路面
・ツルツル・テカテカ路面


これらのうち、今日は、三つ目の
デコボコ路面について、
解説していくことにしましょう。





デコボコ路面は、
気温が上昇して融けた雪が
車に踏み固められることで出現する
やや特殊な路面状況です。


シーズン的には、
真冬よりも、年末や今くらいの季節に
出現しやすいと言えるでしょう。


危険なデコボコ路面が出現するのは、
裏道よりも、むしろ幹線道路。


中でも、トレーラーや大型トラック、
ダンプカーなどが頻繁に行き来する
主要国道が、もっとも注意を要する
場所と言えるかもしれません。




デコボコ路面が恐ろしい理由は、
一度でも車が路面にはじかれてしまうと、
ほぼ、立て直すことが不可能なところ。


ゆっくり走っているうちは
何ともないからと言って、
周囲の大型車につられて
スピードを出そうもんなら、
一瞬にして制御を失い、路外に逸脱するか、
対向車線に飛び出してしまいます。


車体が軽い車ほど、
路面に簡単に弾かれてしまいがちなので、
軽自動車などでは、
特に注意が必要だと言えるでしょう。




とは言え、大型車が
スピードを出して走っている幹線道路を
チンタラチンタラ走るのは
結構なストレスがかかるもの。


ですから、幹線道路が
デコボコ路面になっているときは、
並行して走る裏道があれば、
そちらに迂回することで、
意外にスムーズに走れたりもします。


道外では、
「とりあえず幹線道路を走った方が安心」
というシーンが多いと感じますが、
こうした常識は、
ここ北海道では必ずしも通用しないことを
覚えておいて損はないと思います。


デコボコ路面で、
周囲に流されてスピードを出すのは
絶対にやめましょう。


そこでリスクを負う必要など
全くありませんからね。