北海道移住コンシェルジュブログ

2019/02/18
移住者の戯言 道民14年生のつぶやき

知っておきたい北海道の道を走るコツ ~データ編~


このページを訪問してくださった皆さんは、
おそらく、仕事であれ、観光であれ、
車やバイクで北海道の道を走る機会がある、
あるいは、これから走ることになる
方々なのではないでしょうか。


ここ数年、北海道内での交通事故による
死亡者数は減少傾向で推移していますが、
それでも、平成30年には141人もの方が
交通事故で命を落としている現状があります。


漠然としたイメージとして、
北海道の交通事故と言えば
雪道でのスリップ事故を
思い浮かべる方が多いかもしれません。


ところが、北海道警の公表資料を見ると、
平成30年1~3月、及び10~12月、
いわゆる降雪期の死亡者数が
70人であるのに対し、
その他、非降雪期の死亡者数が71人と
ほとんど差がないのが実情です。


遡って、平成29年のデータで比較すると
非降雪期の死亡者数が、
降雪期の死亡者数を上回っており、
北海道で交通死亡事故が多い理由を
雪国であるという地域特性に求めるのは
誤った理解であることが
わかっていただけるのではないでしょうか。


では、他の地域と比べて、
交通量が多いとは言えないここ北海道で、
非降雪期の交通死亡事故が
多いのはなぜでしょうか。


一般的な理解として、スピードを出して
走行している車が多いからという理由が
真っ先に脳裏に浮かぶかもしれません。


北海道の場合、交通事故発生件数に対する
死亡事故の発生割合が、
他の都府県よりも高いという
客観的なデータが
存在することを踏まえると、
スピードと交通死亡事故の発生との間に
因果関係があることは
どうやら間違いなさそうです。


したがって、北海道の道を運転する際は、
スピードを控えめにすることが
まずは最低限、自分や家族を
守ることにつながります。


広くてまっすぐな道が続く北海道で
スピードを控えめに運転することは
率直に言って、ストレスを感じることも
少なくないわけですが、それでも
意識してスピードダウンを心がければ、
運転時に命を落とすリスクを
低減できるということを
常に意識しておくことが
大切なのではないでしょうか。


交通法規の遵守を
意識することはもちろんなのですが、
それ以上に、「命を落とさない運転」を
心がけることが、
何よりも大切だと私は思います。


今回は、「データ編」として
ほぼ常識的な内容で、
「北海道の道を走るコツ」をお伝えしました。


お問い合わせいただくことが多い
テーマでもありますので、
今後は、ちょっとヒリヒリするような
独自の視点も交えながら、
順次、紹介していく予定です。